『1日に覚えられる英単語の限界はどれくらい? 』
『1日に多くの英単語を覚える具体的な方法を試したい』
このような疑問に答える記事です。

私はこれから述べる方法で約1年間で12,000語暗記した経験があります。
あらかじめ、『最適な英単語数』と『効果的な英単語暗記法』を知っておけば、学習がスムーズに行きますよ!
この記事を読むと、あなたは自分に最適な英単語学習方法を見つけ、1か月で1,000語を覚える手法を知ることができます。
また実践すると、あなたの英語力は以下のレベルまで向上させることが可能です。
・初心者の状態から大学入試、TOEIC900、英検1級まで英単語力が手に入ります。
・インターネット、英字新聞など英語で情報を得ることができます。
・単語力があがることで、ネイティブとの自由な会話が広がります。
新規の英単語は1日、20~50個がベストです!
新しい英単語を覚えるなら
1日に覚えられる新規の英単語の限界は個人差があり、一般的には20〜50語程度が効果的!!
定期テスト前の一夜漬けなどでは数百個覚えられる人もいますが、長期間続けるのは不可能です。



欲張って多くやっても、結局忘れてしまっては元も子もないですよね。



以前、1日100語チャレンジしましたが、復習が膨大になりすぎて挫折しました。
英語のやり直しをしたいなら
もし、あなたが過去英語の勉強をした人で、英語のやり直しをしたいのでしたら、1日数百個は可能なはずです。
現状で忘れている英単語があったとしても、昔覚えた単語なら復習をするとすぐに思い出します。



昔使った英単語帳など一気に目を通すといいですよ!
個人差と学習スタイルによって英単語の数を考える
英語が苦手な人や、勉強時間が少ない人などは、最初は10~20単語からスタートしていき、徐々に50単語まで増やすプランがおすすめです。



最初はなるだけ負荷を少なくすることが大事です!
1時間で半分忘れてしまう・・・復習の重要性について


効果的な復習は、記憶の定着を高め長期的な語彙力の向上に不可欠です。



でもどうやって復習するかがわからないんですよ~



これから効率の良い復習の方法を紹介しますね!
スペースリピティション(間隔反復)



英単語学習において一番適している学習方法は、スペースリピティション(間隔反復)です。
スペースリピティション(間隔反復)とは、学んだことを一定の間隔で復習することで、記憶にしっかり定着させる方法です。
この方法を使うと、短期間にたくさんの単語を覚えても、忘れにくくなります。



英単語に出会う頻度を多くすればするほど、英単語は楽に覚えられます。
エビングハウスの忘却曲線を知ろう!
スペースリピティション(間隔反復)をやる上で、知っておいて欲しい理論があります。
それが『エビングハウスの忘却曲線』です。


エビングハウスの忘却曲線は、学習後の時間経過とともに記憶が急速に失われることを示し、学習した内容の約56%が1時間以内に忘れられ、24時間以内には約74%が忘れられてしまいます。



エビングハウスの忘却曲線は、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱しました。



つまり、1時間後に復習をすれば、100%が維持できるし、24時間後にも復習すれば、100%を維持できるんですよ!
学習効率を高める方法
英単語の暗記は無機質で退屈に感じることもありますが、以下の方法を取り入れることで、楽しく効果的に進められるようになります。
- 発音記号と発音を練習する!
- フラッシュカードを取り入れる!



詳しく解説していきますね!
まずは『発音記号』を覚え、『発音』を練習しましょう!
英単語暗記の目的は、『英単語』の『日本語』化です。
英単語のスペルを見て、日本語にするだけでは不十分で、英単語を聞いた瞬間に日本語が出てくるようにします。
そのため先に『発音記号』と『発音』を覚える必要があります。



発音ができるとスピーキングとリスニングがグンと伸びますよ!
フラッシュカードの手法を取り入れる!
スペースリピティション(間隔反復)をやる上で、一番効率の良い方法は、フラッシュカードという手法を使います。



※「フラッシュカード」の「フラッシュ」は、短時間で繰り返し情報を提示するという意味合いからきています。


フラッシュカードに使用するカードは、市販の『情報カード』を使用します。
通常の単語カードと違い、紙質が厚めで耐久性が高く、複雑な内容を整理して覚えるのに適しています。



フラッシュカードの手法を活用することで、学習者は短期間で効率的に多くの単語を覚えることができます。
目的に合わせてゴールを決める!
英語はとにかく奥が深いので、闇雲に勉強しても効果を感じられません。
そこで、あなたにとってのゴールを先に決めておきましょう!



ここではゴールの一例をご紹介します。
日常会話をゴールとする
日常会話も色々な場面が考えられますが、中学校で習う英文法と基礎的な英単語で十分な意思疎通が可能です。
まずは中学校で学ぶ基礎的な1,000語の英単語を暗記しましょう。



難しい英単語より簡単な表現方法に変換してしまうんですね!
資格試験をゴールとする
資格試験をゴールにする場合、以下の英単語数が要求されます。
各試験に応じた英単語帳や問題集を使い、出る順に覚えるようにしてください。
高校入試 3,000語
大学入試 5,000~8,000語
英検準1級 8,000語
TOEIC900点 8,000~10,000語
英検1級 10,000~12,000語



大変ですが、資格試験の英単語は求められるレベルによって変わります。
仕事をゴールにする場合
一般企業で将来、英語を使いたい場合は、TOEICをベースにした英単語を覚えてください。
また、自分の専門分野の英単語も覚える必要があります。



私のキッカケは音楽をアメリカ人の子供に音楽を教えることからスタートしました。
なかには、日常会話と自分の専門分野の英単語で仕事をやっている人も大勢います。
どこまで英語を突き詰めるかによって変わってきます。



日常英会話+専門分野の英単語が大事ですね!
具体的な学習プラン(初心者用スケジュール)





英語初心者は1日20単語が理想的です。スケジュールを考えてみました。
具体的な1日の取り組み方
上記のエビングハウスの忘却曲線でも述べましたが、新規の英単語は1日で80%近くも忘れます。
ですので、1日のうちに数回は復習することが記憶の定着に役立ちます。
<<具体的な1日の流れ>>
新規の英単語を覚えようとするとき、早朝に学習した方が効率が良いです。
新規の英単語20個は、一通り朝に学習しましょう。
学生さんや、お仕事をしている人は、お昼休みや、ちょっとした空き時間を利用するとよいでしょう。



通勤時間を利用すのもいいですね!
寝る前の数分間で、今日の新規単語を覚えなおしましょう。
記憶は寝ている時間に脳に定着します。
エビングハウスの忘却曲線を活用したスケジュール
1日20単語から始める方法
エビングハウスの忘却曲線を活用して、フラッシュカードを使い英単語を1日20個ずつ覚える計画を立てる際には、以下のようなスケジュールを組むことができます。



忘却曲線に基づき、1日後、2日後、4日後、8日後、16日後、32日後に復習を行います。
復習スケジュール
- 初回学習: 20個を覚える(例: 1月1日)
- 1回目の復習: 学習から1日後に復習(例: 1月2日)
- 2回目の復習: 1回目の復習から2日後に復習(例: 1月4日)
- 3回目の復習: 2回目の復習から4日後に復習(例: 1月8日)
- 4回目の復習: 3回目の復習から8日後に復習(例: 1月16日)
- 5回目の復習: 4回目の復習から16日後に復習(例: 2月1日)
- 6回目の復習: 5回目の復習から32日後に復習(例: 3月4日)



繰り返す毎に負荷が軽くなっていくよ!



わかりやすく表にしてみました。
Date | 20 | 40 | 60 | 80 | 100 | 120 | 140 | 160 | 180 | 200 | 220 | 240 | 260 | 280 | 300 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1/1 | ● | ||||||||||||||
1/2 | ● | ● | |||||||||||||
1/3 | ● | ● | |||||||||||||
1/4 | ● | ● | ● | ||||||||||||
1/5 | ● | ● | ● | ||||||||||||
1/6 | ● | ● | ● | ||||||||||||
1/7 | ● | ● | ● | ||||||||||||
1/8 | ● | ● | ● | ● | |||||||||||
1/9 | ● | ● | ● | ● | |||||||||||
1/10 | ● | ● | ● | ● | |||||||||||
1/11 | ● | ● | ● | ● | |||||||||||
1/12 | ● | ● | ● | ● | |||||||||||
1/13 | ● | ● | ● | ● | |||||||||||
1/14 | ● | ● | ● | ● | |||||||||||
1/15 | ● | ● | ● | ● |
おすすめの英単語学習プログラム


フラッシュカードはかなり効果的で、大量の英単語を暗記することができます。
しかし、膨大なカードを自作しなければならず、かなりの労力を必要なんですね。
そこで是非、デジタルツールを使ってみてください!



暗記効率が爆上げしますよ!



しかし、デジタルツールも様々な種類があり、どれを選んでよいか迷ってしまいます。



デジタルツールを選ぶ上で欠かすことの出来ない条件があり、それが以下の4つを必ずチェックしてください。
- エビングハウスの忘却曲線の理論を使っている
- スペースリピティション(間隔反復)のプログラム
- フラッシュカードのように問いと答えがセットになっている
- 発音がしっかり確認出来る
しかし、残念ながら、英単語アプリで、この4つが備わったアプリは今のところ存在しません。
唯一、この条件が揃っているプログラムがあります。
それが、『ボキャビルダー』というパソコンやモバイルのブラウザ上で動作する英単語暗記カードです。
1ヶ月1,000語簡単に覚えられる『ボキャビルダー』


ボキャビルダーはエビングハウスの忘却曲線の理論とフラッシュカードを組み入れたソフトです。
英単語12,000語と英熟語3,681語が暗記ができます!
具体的には以下の4つの機能が使えます。
発音暗記







アメリカ発音を徹底的に覚えることが可能です。
英和暗記







『英語』から『日本語』へ瞬間的に変化する訓練を行います!その数、12,005語!!
熟語暗記







3,682もの熟語をマスターできます!!
話す訓練







641文の短文が収録されています。これだけ覚えれば、日常会話には不自由しませんよ!
ボキャビルダーの使い方



下の動画をご覧下さい。
具体的には、1日後、2日後、4日後、8日後、16日後、32日後に英単語が出題されます。
それぞれの期間で答えられなかった英単語が繰り返し出題されますので、間違いなく暗記が出来ます。
連続で答えられると、その英単語は記憶されたということで、出題されません。



本当にサクサク覚えられるのでビックリしますよ^^
ボキャビルダーは英単語だけでなく、英熟語が3,681語、収録されています。
英単語12,000語と英熟語3,681語をマスターすることができれば、語彙に関してはほとんど解決するはずです。



無料でお試しが出来ますので、是非試してくださいね!
更に記憶に定着させる方法~『自己テスト』と『フィードバック』


テストの重要性
英単語の暗記で重要なのが、定期的に行うテストです。
テストをすることで現時点で、どれだけ英単語を暗記できているのかを把握できます。
よくあるパターンが、英単語の数をこなすことだけに一生懸命になる人がいます。



やりっぱなしにせず、テストによって自分のレベルを図ることが大切になります。
やり方としては、1,000単語覚えた段階で、語彙測定のツールで計測します。
例えば、週に一度、測定ツールでテストを行い、80%以上正解できたら次のステップに進むといった目標設定を行うと良いです。



きちんと記憶に残っているなら、それ相応の判定が出るはずです。
効果的なフィードバックの方法
語彙測定の結果、予想より低いレベルなら、復習のやり方を考える必要がでてきます。
これまでの学習方法にどこか無理があったのではないかを客観的に判断していきます。
量が多すぎたのか?
復習のやり方がまずかったのか?
自分なりに判断出来たら、もう一度、やり直してみて下さい。



よくある例が、焦って100、200という数をこなそうとすることです。
まとめ


『英単語を1日に覚える限界数はどれくらい?』と題しまして色々と解説してきました。
ここでもう一度、おさらいをします。
- 1日に覚えられる英単語の数は個人差があるが、一般的には20〜50語が効果的
- エビングハウスの忘却曲線に基づいた復習が効率的
- スペースリピティション(間隔反復)は、記憶を長期的に保持できる
- フラッシュカードは視覚的・反復的な学習で語彙の記憶定着を促す
- 効果的な英単語アプリを選ぶ際には、忘却曲線に基づいた復習機能やスペースリピティション機能、フラッシュカード形式、発音確認機能が備わっているかが重要



英単語を覚えるためには、計画的な学習と継続的な復習が鍵となります。



この記事で紹介したボキャビルダーを使い、自分に合ったペースで学習を進め、確実に語彙力を向上させていきましょう。