『試験の日が迫っているのに、英単語がまったく頭に入らない…』
『毎日単語帳を見ているのに、どうしても覚えられない…』
そんな経験、ありませんか？
なぜ、こんなに一生懸命覚えようとしているのに、うまくいかないのでしょうか？
英語の学習を続けていると、誰しも必ず一度は壁にぶつかります。
特に、英単語の暗記が思うように進まないとき、その焦りや不安がストレスとなり、勉強自体が嫌になってしまうことも。
私も、まさにそのストレスに悩まされた一人でした。
しかし、これから述べる手法を知ってからはストレスなく約12,000語を覚えられました。
この記事では、英単語が覚えられない理由を解き明かし、そのストレスを解消するための方法がわかります。
また、実際に実践してみると以下の効果を得られます。
- どんな英単語もストレスなく自然に覚えられる方法がわかります。
- 結果的にTOEIC900、英検1級レベルの英単語まで覚えられます。
- その後、どんな英文を読んでも聞いても理解できる英単語が多くなります。
英単語に関してストレスを『感じない』状態とは？
あなたは英単語に関して、どのような場面でストレスを感じますか？
多くの人が以下のように答えると思います。
英文を読んだとき、知らない単語ばかり出会う。
英単語帳を復習したとき日本語訳がスラスラ出てこない。
ストレスを『感じない』状態とは、英単語の日本語訳がスラスラ出てくる状態になっていればいいわけです。
そんなこと可能なのか？ と思うかもしれませんが、これから説明する方法を実践すれば可能です。
以下、順を追って説明してきます。読んで実践してみて下さい。
英単語を覚えられない原因を知る！
英単語暗記に苦労している人は、暗記の考え方や学習方法に関する理解不足があります。
英単語を覚えられない原因は、ズバリ以下の3つです！
①考え方の誤り
英単語を覚えられない理由の一つに、『完璧主義の考え』があります。
多くの人は、完璧に覚えようとし、最初にエネルギーを使い果たします。
数ページ進んだ後に最初に戻ると全く覚えていない～、と愕然としますね(´;ω;｀)
これが学習のモチベーションを低下させ、ストレスを増大させる原因の一つとなります。
暗記は一度で完璧に覚えられるものではない。忘れてもＯＫと軽く考えましょう！
②記憶の仕組みを知らない
英単語を覚えられない理由の一つは、記憶の仕組みを知らないのです。
記憶には、次の2つがあり、それぞれ特徴を理解する必要があります。
短期記憶
長期記憶
これらの記憶について詳しく解説していきます。
短期記憶
短期記憶は、脳が一時的に情報を保持する仕組みです。
例えば、誰かから教えられた電話番号や暗証番号を数秒から数分間覚えておくことができる能力です。
短期記憶は持続時間が短く、注意をそらされるとすぐに忘れてしまう特徴があります。
英単語が忘れてしまう人は、この段階で終わってしまいます。
長期記憶
長期記憶は、長期間にわたり情報を保存する能力を指します。
英単語をスラスラと言えるようになるためには、この短期記憶の段階から長期記憶に情報を移行させる必要があります。
繰り返し復習することで、脳がその情報を「重要」と認識し、長期記憶として定着するようになります。
短期記憶から長期記憶に情報が移行するまで、最低7回は繰り返しが必要です。
③勉強の仕方が分からない
いざ英単語を覚えようとしても、どのように覚えていいか分からないという人がいます。
ここではよくある失敗のパターンをいくつか紹介します。
書いて覚える
『英語は書いて覚えろ！』とよく言われます。
確かに書けば、手からの刺激が加わり覚えやすくなります。
しかし、書き取りは手が疲れやすく、とにかく時間がかかるのです。
長時間続けると効率が下がり、覚えた単語もすぐに忘れてしいます。
書くと満足してしまい、それが目的になってしまいますね。
文脈で覚える
文脈で覚えると単語の理解は深まりますが、量をこなせません。
一度にたくさんの単語を覚えるのが難しくなります。
文脈で覚えるのは重要ですが、先ずは量を重視し、ある程度暗記が進んでからにしましょう。
英単語暗記が進んでから、英文を読むと楽しいですよ！
ノートにまとめる
ノートをきれいにまとめることに時間を使いすぎて、肝心の単語の暗記が疎かになりがちです。
ノート作成はシンプルにし、覚えることに集中する時間を増やすようにしましょう。
これも、まとめることが目的になってしまいます。
何よりも繰り返し復習が大事！！
短期記憶を長期記憶に変えるためには、繰り返し復習することが不可欠です。
繰り返し復習を行わないと、学習した内容がすぐに忘れられてしまいます。
特に、英単語のように記憶に定着しにくい情報は、定期的な復習を行うことで初めて効果的に覚えられます。
ここからは、どのように復習していくかをお話します。
エビングハウスの忘却曲線を理解する
エビングハウスの忘却曲線は、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが行った記憶に関する研究に基づく理論です。
赤線は、人が新しい情報を覚えても、時間が経つにつれてその情報を忘れていく様子を示しています。
一方、青線は復習するポイントを示しています。
20分で42%忘れる。
1時間で56%忘れる。
1日で74%忘れる。
6日で76％忘れる。
1ヶ月で79%忘れる。
この忘れるポイントで復習すれば常に100%を維持できるということですね！
短期的な目標に対しての復習対策（定期テストなど）
学校の定期テストのように期日が間近に迫っているもは時間単位での繰り返しが有効です。
上記のエビングハウスの忘却曲線の例では20分で42%忘れてしまうので、30分～1時間の復習が効果的です。
以下の手順は、学期末試験をイメージしてみました。
手順
未知の英単語をノートなどに書いていきます。
その際、『英単語』『発音記号』『日本語』をセットで書いておきます。
発音記号を読みながら、日本語訳がスラスラ出てくるまで繰り返して覚えます。
いったん覚えたら、学習を終えます。
また同じように『英単語』⇒『日本語』が出来るかチェックします。
言えなかった英単語を再度覚えないします。
短時間で繰り返す度にストレスがなくなってしまいます。テストの直前まで見直しましょう！
長期的な目標に対しての復習対策（大学入試、TOEIC、英検など）
長期的な目標に対しては、いかにして復習する時間を見つけるのかが問題となります。
そこで、隙間時間を見つけるためのスケジュールの『可視化』が大事になってきます。
以下に、効果的な隙間時間の管理方法を具体的に説明します。
ステップ1: 1日の大まかなスケジュールを書き出す。
まず、1日の流れを紙に書き出します。
曖昧なスケジュールではなく、具体的な活動を記載することがポイントです。
例えば、朝食、仕事、昼食、通勤時間、帰宅後の活動などを時間単位で記録します。
例:
7:00 起床
7:30 朝食
8:00 通勤
9:00 仕事開始
12:00 昼食
13:00 仕事再開
18:00 仕事終了
19:00 夕食
20:00 自由時間
可視化すると結構、時間を無駄に使っていると感じますよ！
ステップ2: 空いている時間を見つける。
スケジュールを書き出すことで、どの時間帯が空いているかが見えてきます。
例えば、通勤時間、昼食後の休憩時間、仕事の合間の5分間など、短い時間でも隙間時間が発見できるはずです。
成功している人の多くがこの隙間時間で勉強しています。
ステップ3: 隙間時間に何をするかを具体的に決める
見つけた隙間時間に、何をどのくらいの時間行うかを決めます。
たとえば、通勤中に昨日の復習、昼食後に2日前の復習、夕食後に短時間で1日の総まとめなど、目的と時間をはっきりさせることで、時間を無駄にせずに活用できます。
すべての隙間時間を英語学習に当てるのはNG
隙間時間を効率的に使おうとして、すべてを勉強に費やすのは逆効果です。
適度な休息を取り入れることで、精神的・肉体的な疲労を防ぎ、学習を継続するモチベーションを保つことが大切です。
好きなことを組み入れると効果があがりますよ！
決めた時間やノルマを守る
隙間時間に設定したタスクを達成したら、それ以上の負荷をかけずに次の休息や活動に移ることも重要です。
過度に頑張りすぎると、続かなくなることがありますので、「決めた時間やノルマを達成したらそれ以上やらない」と自分にルールを作るのも有効です。
余裕で達成しやすいノルマを設定しましょう！！
どのような英単語帳を選ぶべきか？
英単語暗記に欠かせないものが『英単語帳』です。
各出版社から沢山出ていますので、選び方のコツをお伝えします。
単語帳には大きく分けて、2つの種類があります。
レベル別の英単語帳
試験別の英単語帳
レベル別の英単語帳
メリット
レベル別の英単語帳は、5,000語レベル、8,000語レベルのように英単語の数で分類しているため、目標に合わせて段階的に学習を進められます。
5,000語レベルをクリアしたら8,000語レベル！ といったように、達成感を得ながら学習を続けられるのが特徴です。
英単語帳1冊できたら嬉しいですね！
デメリット
レベル別の英単語帳は、5,000語レベルと書いてあっても、5,000語全てが記載しているわけではなく、代表的な英単語が1,000語載っているだけです。
ですので、5,000語全てを暗記出来ているというわけではなく、どうしても抜けが出てきます。
レベルが高い英単語帳を使っている人でも基礎的な英単語を知らない人がいます。
試験別の英単語帳
メリット
試験別の英単語帳は、TOEIC用、英検1級用といった資格試験ごとに編纂されている英単語帳です。
その試験で過去に出題された英単語を満遍なく記載してありますので、効率よく試験対策が出来ます。
その試験を受けるならやるべき英単語帳です。
デメリット
試験に特化してあるため、その試験以外では役に立たないことが多いです。
例えば、『TOEIC700』と『英検準一級』は同じ英語力と解説をしている人もいますが、求められている英単語力はまるで違います。
資格試験はそれぞれ求められる要素が違いますからね。
選ぶべき英単語帳
最終的に自分の英語力をオールマイティに伸ばしたいのであれば、基礎的な英単語から全て網羅している英単語帳がオススメです。
そうした点から考えられる英単語帳は、アルクから発売されている『SVL12000』という英単語がベストと言えます。
『SVL12000』は12,000語の英単語を1冊3,000語づつ、4冊に分けている英単語帳です。
英単語暗記の道順
英単語は必ず、『発音』と『英語⇒日本語』の2つを1セットとして学習していきます。
最初は覚えられなくて当然と考えて、丁寧に発音の音読と意味を確認していきます。
出来るだけ早く英単語帳を1周を終えて下さい。
そして、また同じように発音、意味の確認を繰り返していきます。
7周目あたりからポツリ、ポツリと意味がわかる英単語が増えてくるはずです。
気長に繰り返すことがポイントです。
回数を繰り返す度にストレスは軽減していきますよ！
暗記効率がアップする『デジタルツール』の提案！
英単語暗記は単語帳を使用し覚えることが一般的ですが、なかなか管理が大変だったりします。
そこで提案したいのがデジタルツールの活用です。
デジタルツールを活用することで、英単語の学習がより効率的で楽しいものになります。
以下に、いくつかのメリットを述べます。
デジタルツールの恩恵
デジタルツールは、覚えた単語と覚えていない単語を自動的に分類したり、間隔を空けた復習（SRS: スペースド・リピティション・システム）を提供するなど、効果的な反復学習をサポートします。
また、スマートフォンやタブレットなどのデバイスで使えるため、どこでも手軽に学習ができます。
通勤・通学中やちょっとした待ち時間など、隙間時間を有効活用できます。
デジタルツールの条件
デジタルツールを選ぶ際に、以下の条件を満たすものをお勧めします。
- エビングハウスの忘却曲線に基づいた復習機能が搭載されている
- ネイティブスピーカーによる正確な発音
- 初級から上級レベルまでの単語が網羅されている
- 日本語から英語への変換練習がメインであること
- 英単語だけでなく、熟語やフレーズの学習が可能であるリスト
残念ながら上記の条件を満たすアプリはありません。
具体的なツールの紹介
おすすめのデジタルツール：ボキャビルダー
上記の条件が揃っているデジタルツールでオススメのものがあります。
それは、『ボキャビルダー』というツールになります。
ボキャビルダーの内容
ボキャビルダーは、以下の4つの機能を一つのプログラムで活用できます。
- 発音暗記
- 英和暗記
- 熟語暗記
- 話す訓練
発音学習
正しい発音を覚える機能で、ネイティブスピーカーの発音を聴きながら単語を学べます。
発音学習で使用する英単語数は、『12,005語』です。
12,005語も発音を練習すればリスニングも相当上達しますよ！
英和暗記
日本語の意味から英単語を覚えることで、効率的な語彙力の強化が可能です。
こちらも同じく、『英単語12,005語』収録されています。
英検1級レベルの難単語もカバーしています！
熟語暗記
英語の熟語を効率的に暗記するための機能が備わっており、実践的なフレーズの習得ができます。
熟語数も驚異の『英熟語3,682語』です。
3,682語なんて！！十分すぎる数ですね！
話す訓練
英文フレーズを実際に話して練習する機能があり、会話力の向上をサポートします。
641文の短文が収録されています。
641もの短文を暗唱してしまうと、日常会話は申し分なしです！
ボキャビルダーの操作
ボキャビルダーがどんなものか動画をご覧下さい。
ボキャビルダーの期待される効果
ボキャビルダーに収録されている英単語数は、『英単語12,005語』『英熟語3,682語』計15,687語です。
これだけの語彙力を付けた人の英語力はどうなっていると思いますか？
どんな英語を『読んでも』、『聞いても』知っている英単語が多いくなるということです。
具体的には以下のような力を手に入れることができます。
- 大学入試、TOEIC900、英検一級レベルになれる。
- 英語で英語の情報を調べられる。
- 英語のプロとしてスタート出来る。
どうでしょうか？
英語を真剣に考えている人にとっては、喉から手が出るくらいの力だと思います。
これがボキャビルダーをやり終えた後の実力になります。
ボキャビルダー学習方法
レベルの設定を行います。
ボキャビルダーでは約12,000語の英単語をレベル1～12に分類しています。
あなたが目指すレベルを設定して下さい。
例）
大学受験 LV1～LV5
TOEIC800 LV1～LV8
英検1級 LV1～LV12
レベル12から逆に覚えるという手もありますよ！
新規の英単語数を設定する
各項目、1語～200語まで覚えたい語彙数を登録します。
あなたがどの程度、英語の勉強ができるかで決めて下さい。
学習の初期は簡単な英単語ばかりですが、中盤になると難易度が高くなります。
オススメは30～50単語までです。
30～50単語で約30分の勉強時間が必要になります。
復習カード
1日の英単語カードが終了すると、『復習を開始する』という項目が現れます。
これは、その日に間違った英単語を再度チェックできる機能です。
数時間経った後にこの復習カードを行うと、より効果的に英単語が記憶出来ますよ。
どうしても覚えられない英単語があるとき
ボキャビルダーは効率的に英単語暗記ができますが、中にはどうしても覚えられない英単語が現れてきます。
ボキャビルダーでは、正解率が悪い英単語に関して『苦手な英単語トップ９』というリストを作成しますので、まとめて復習が可能になります。
週に一度はこのリストを見返すようにスケジュールを組むと定着率がグンとアップします。
学習記録の付け方
まずは、毎日の学習を習慣化するために、学習記録をしっかりとつけましょう。
ボキャビルダーでは、どの単語をどのくらい覚えたかを簡単にチェックできる機能が備わっています。
自分の進捗を可視化することで、モチベーションを維持しやすくなります。
ボキャビルダーの学習記録機能を活用し、自分のペースで無理なく単語の暗記を進めていきましょう。
ボキャビルダーの料金はいくら？
30日無料お試し期間
ボキャビルダーは、30日の無料お試し期間があります。
覚えられる英単語は基礎的な1,000語だけですが、ボキャビルダーの機能を体験できます。
その後、正式にボキャビルダーを使用する場合には、毎月4,980円が課金されます。
30日間で合わないと思われたら退化されて下さい。一切料金はかかりません。
申し込み方法
ページの一番下にあるフォームに、あなたのメールアドレスを入力してください。
その後、申し込みに関するメールが届きます。
メール内のリンクをクリックし、名前やクレジットカード番号などの必要事項を入力してください。
申し込みが完了すると、ボキャビルダーのパスワードとログインURLが送信されます。
まとめ
『英単語が覚えられないストレスを解消する方法』と題しまして色々と述べてきました。
如何だったでしょうか？
ここでもう一度振り返ってみたいと思います。
- 英単語のストレスを減らすには、完璧主義を避け、繰り返し復習することが重要。
- 記憶は一度で定着しないため、忘却曲線に基づいた復習が必要。
- 隙間時間を活用し、無理なく学習を続けることが効果的。
- 最低7回の復習が、英単語の定着に役立つ。
- 効果的な暗記方法はデジタルツール（ボキャビルダー）を活用する。
皆さんがストレスなく英単語の暗記が進まれることを願っています。